非公式創作設定


--プロフィール--

ゆーま(本名わからず)

性別*男
年齢*20代前半(享年わからず)
身長*175cm
体重*67㎏
血液型*B型
性格*執着心が強い生真面目
好きなもの*愛している彼女/牛丼
苦手なもの*愛している彼女を奪った男と子ども/自分の考えや行動を否定されること/他人の考え等を理解すること
誕生日*8月14日
イメージ動物*何もかも奪いたいカラスさん
イメージ花*黒いバラ「あなたは私のもの」
イメージカラー*漆黒色


「きみが僕の傍にいない世界なんて、間違ってる。」

口調*少し乱暴な口調/基本ため口
一人称*僕
二人称*きみ/
~ちゃん/~くん/~さん
趣味*貯金
特技*ナイフの技術
悩み*どうして自分を選ばなかったのか


口調も悪く、少し乱暴みのある青年。
なにか気に入らないことがあるとすぐに手が出る。学生時代、暴力行為で警察にお世話になったこともしばしば。
中学生の頃に出会った1人の女性に、ずっと好意を抱いている。自分が愛しているなら、相手を自分のことを愛しているだろうと思い込んでしまう変な人。空気が読めない。


--人物詳細--

幼い頃からあまりその場の空気が読めない子どもであった。どうしてそうなるのか、どうしてこの子はこう思うのか、などが理解ができずに、自分が思ったことを言い、行動することが多かった。自分の価値観や意見があっていると、心の底から思っており、相手の意見を聞き入れない。
そして、中学生にあがると、それが原因でずっと周りから避けられ、いじめられていた。
中学2年生のある日、いじめっ子達に殴られ蹴られ、放心状態だった時に、20代の女性に助けられた。しかし、初めはその女性を「僕が弱い奴だと思ったんだろ!」と叫び、触るななどの暴言を吐いて、嫌っており関わらなかった。

しかし、その女性は心優しく、公園で1人でいたゆーまとたびたび出会うと、優しく声をかけてくれた。のちに、彼女も昔いじめられていたと話し、ゆーまが少しだけ自分と重なってしまい、声をかけてしまったと話す。そんな彼女に、「お節介野郎が」と言いつつ、いつの間にか恋をしていく。

そして、いつの間にか、今度はゆーまが彼女を待っていた。彼女の買い物帰りなどに偶然出くわしたなど嘘をついて、彼女と話すのが大好きだった。
また、彼女を守れる男になろうと筋力や体力もつけ、いじめられることはなくなった。

ゆーまが高校にあがっても、買い物帰りの彼女を探して会っていた。会うたびに「見つけるのすごくうまいのね」と微笑んでくれる彼女の笑顔が大好きだった。そんな彼女を見るたびに、ゆーまの中では、もう付き合っているものとなっていた。高校卒業後にきちんとプロポーズしようと決めていた。

何度も何度も彼女を探し、偶然を装って彼女と話していたが、しばらくすると彼女から笑顔が消えていき、会えないことが多くなっていった。ゆーまにとっては不思議で堪らなかった。

会えなくなっていくにつれて、さらに彼女のことが気になっていった。
彼女が会ってくれないのなら、彼女の家を探せばいいと思い付いたゆーまは、今までのことを振り返り、彼女が使っていたルートから、彼女の家を見つけ出した。

彼女の家はいわゆる住宅街だった。車の通りもたびたびある。ゆーまは彼女の家から逆の歩道の電柱にひっそりと彼女が出てくるのを待っていた。

そこで、ゆーまは見てしまった。
幸せそうに男と話す彼女と、その男が優しくなでる彼女のお腹。赤ちゃんができていたようだった。ゆーまが見たことのない彼女の優しく可愛らしい笑顔を見て、ゆーまには理解ができなかった。
自分が彼女を愛しているのだから、彼女も自分のことを愛しているのだと信じていたから。彼女を誰かに奪われることはないと信じていたから。

そこからゆーまはなにも覚えていない。
いつの間にか病院にいた。
どうやら、彼女たちを見てすぐに、車道に向かって走ったところ、車にはねられたようだ。
頭を強く打っていると言われたが、愛する彼女のことだけは覚えていた。ゆーまはただ、彼女が誰かの元に行かないように。ずっと自分と一緒にいるように。2人で幸せに過ごせるように、したかっただけだった。


なのに、彼女は自分とは違う人に愛されていた。
そうだ、彼女は僕を愛しているのに、アイツに無理矢理一緒にいさせられているのだ。さらには、アイツとの子どもまでできてしまった。子どもさえいなければ、彼女はなんとか逃げられたはず。それなのに…。


小さな後遺症はあったが、無事に退院することができた。
退院後、通院をするように言われたが、ゆーまはいかずに、彼女と過ごす男を殺す計画をたてた。しっかりと殺さないと彼女が危なくなってしまうと考えたゆーまは、念入りに計画をたてていた。

計画を実行するときには、ゆーまは20歳を越えていた。長く彼女を待たせてしまったと、夜に彼女の家に忍び、インターホンを押した。

そこからゆーまは、詳しく覚えていない。
まず最初に男を殺した。彼女は大きく悲鳴をあげ、夫に駆け寄り、強くゆーまを怯えるように大きく震えて睨んでいた。
それから、大きな声で起きた3歳ほどの少女を見つけ、少女に向かって走りだし、刺した。

しかし、ゆーまが刺したのは、わが子を守るために駆け寄った愛する彼女だった。
彼女が倒れると、少女もそのまま意識を失った。ゆーまはなにも考えられなかった。


それからゆーまは、なぜだか、愛する彼女に似ている少女を連れてその場を去った。
彼女を守れなかったのなら、この少女を彼女にしてしまえばいいと思ったのだ。

数日しても、少女は起きなかった。死んでしまったのかと不安に襲われるゆーまだったが、辛抱強く待っていた。
2週間後、少女は目を覚ました。すぐさまゆーまは少女を抱きしめ、「やっと抱きしめられた」と呟いた。

少女はなにも覚えていなかった。名前もなにも覚えていなかった。言葉もうまく話せていなかった。
ゆーまは少女を拐う際に持っていたぬいぐるみを見つけた。そのぬいぐるみには、"ひまり"と書いてあった。愛する彼女がつけた名前。ただ名前だけではあったが、ゆーまにとってはそれだけでも愛しかった。

ゆーまは、ただただひまりを彼女に見立て、心の底から愛していた。自分を呼ばせる時には「ゆーま」と呼ばせていた。愛する彼女にずっと言ってもらいたかった言葉の1つだ。ひまりは、ゆーまが何かを言えばすぐに肯定してくれ、うれしそうにゆーまに抱きついてくれた。
ゆーまはただただ、彼女とそっくりのひまりを彼女として愛していた。彼女に見立てて、優しく抱きしめ、優しく包み込むようにキスをして、深くゆーまの彼女に対する強い愛をひまりの頭にも、ひまりの身体にも、教えるように育んでいた。

しかし、子どもであっても自分の意志を持つ。ひまりがゆーまの言ったことを少し不安そうな顔をすると、気に入らないゆーまはすぐにひまりを殴り、大声で「彼女は違う、僕のことを否定することはなかった!!キミは彼女だろう?!彼女になってくれるはずだろう?!」と、叫び、数日はひまりに食事を与えなかった。
それらが数多くなっていった。


それから、ひまりは少し変わっていった。
彼女のようになってくれるひまり、ゆーまに甘えてくるひまり、なにも考えていないような気の抜けているひまり、怯え泣き叫ぶひまり自我が激しいひまりと、変わっていくことが多くなっていった。

しかし、ゆーまは別になにも気にしていなかった。ゆーまはただ愛するあの彼女になってくれれば、それでよかったから。
ひまりの身体はどんどん痩せ細くなっていき、殴られた痕や傷も増えていっていた。ゆーま自身も、たびたび立ちくらみ激しくなったりと身体の調子がどんどん崩れていっていた。

ある日、何かがプツンと切れたような音がし、そのまま意識を失い、そのまま死亡した。
昨晩に頭を強く打ち、そのときはただ痛かっただけだった。しかし、打った場所が以前に交通事故で強く打った部分であり、弱っていた部分に強く圧迫されてしまったためだと思われている。